2013年5月19日日曜日

Thai Festival 2013 Osaka

先だっての5月18日(土)、19日(日)、大阪では11回目を数えるタイフェスティバルが大阪城公園にて開催された。


それにしてもいい天気でした。
こりゃまたタイ日和ですな
(おっちゃんが言いがちな適当な台詞)


イヴェント会場ではライブやムエタイなど様々な催し物が開催される。
でも我々の目的はただ一つ、食べ物だ。


そうそうこっちこっち。

タイフェスに行くのは3回目だが、場数を重ねるにつれ手筈も慣れてきた。
まず開催時間直前に赴き、会場裏の森エリアにレジャーシートを広げ「ベース」を確保する。
その後参加メンバーが交代で食料や麦酒を調達する、という趣向である。
なかなかシステマティックやないですか。
(という程のものではないが)


お店の前に飾られていた野菜や果物の彫刻が綺麗だったのでぱちり。
ここらへんは中華料理の影響を感じさせますな。

屋台は関西、またはそれ以外のタイ料理店(府中からなんていうお店もあった)が軒を並べているが、メニューは正直どこも似たり寄ったりである。
こだわりのあるお店もないし味がどう違うのかも分からないので、適当に数件のお店をチョイスし料理を買いこんだ。


超定番、パッ・ガパオ(バジル炒め)
これは豚肉だからパッ・ガパオ・ムーとなる。
一番ポピュラーなのは鶏肉(パッ・ガパオ・ガイ)とのことだが、私は何故か豚肉のものしか食べたことがない。
横についているのはフライド目玉焼き。
あ、そうか、さすればこの料理の正式名称はパッ・ガパオ・ムー・カオ(ごはん)・カイダーオ(目玉焼き)だ。
タイ語難しい。

このパッ・ガパオは甘すぎずなかなか私好みだった。
たっぷりかけてくれたナンプラーも風味も良い。


イサーンソーセージ。
イサーンという地方名物のソーセージらしく、正式名称はサイクロンイサーンと言うらしい。
(サイクロンはソーセージの意。なんか飛ばされそうな気になるのは私だけだろうか)
豚肉の他に麹発酵させた米やハーブや香辛料が入ったむっちりとしたソーセージである。
酸味があるのが特徴とのことだが、それよりもっと感じるのは強烈なにんにく風味である。
さぞかしお口は臭かろう、と思ったがみんなで臭けりゃ怖くない。


お馴染みグリーンカレー。
タイ語じゃゲーンキャオワーンっていうらしいですわよ奥様。
何かの鳴き声みたいだ。
緑色はパクチーや緑唐辛子を用いるためだという。
このカレーに入った鶏肉はいつもながら何とも言えず旨い。

そういやこの前読んでいたFF(FanFiction。詳しくはぐぐってください)の中で、事件?が一件落着したジョンとシャーロックがタイ料理屋に電話して鶏肉のグリーンカレーを宅配して貰ってたっけ。
このときシャーロックは珍しくおかわりなんかして(彼は正典の描写以来「食べない」キャラである)、その後事態はドラマティックな展開になるんだよな。
とか、誰とも共有できぬナラティブ(ナラティブ言うな)と共に鶏肉を噛み締めたことであった。
#訳分からない話で本当にすみません


カオマンガイ。
漢字じゃ海南鶏飯。
マレーシアじゃハイナンチーファン。
つまり茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いた香り米(ジャスミンライス)の盛り合わせである。
これまた私の大好物だ。
このカオマンガイは私の好みより酸味がきつめであったが、麦酒とはよく合った。



パッタイ。
つまりタイ風焼きそば。
うーん、これは私の好みからしたら甘過ぎたなあ。

余談だが、大阪は福島にうんとこさ贔屓のタイ料理屋さんがあるのだが(分かる人にはこれだけでどのお店の話かおわかりだろう)、ここのところどんどん味付けが甘くなってきておりめっきり足が遠ざかってしまった。
あれが本場の味というものなのかしら。
昔、東京上野の料理屋さんはおしなべて死ぬほど甘い料理を出しており、その訳は砂糖がまだまだ貴重品であった時代、「ご馳走は甘ければ甘いほどよし」とする北国の上京客の要望故であった、なんて話を聞いたことがあるが、まさか今時タイに於いてであっても砂糖が高級品なんてことはあるまい。

更に話は脱線するのだが、私は無類のカレー好き故、喫茶店でうどん粉カレーを出されても、学食で注文したら目の前でご飯にレトルトカレーをぶっかけられても、どう考えてもこれ缶詰の味だよね、というカレーを供されてもいつもそれなりに旨いよと思いつつ食べることができる。
(単にバカ舌なだけかもしれないが)
しかしこの私が唯一完食できなかったカレーがある。
それはエア・フィジーの機内食のカレーである。

フィジーにはその昔、砂糖プランテーションに於ける年期契約の労働移民としてインド系労働者が大量に流入した。
そのため現在でも住民の半数近くがインド系である。
そのことが時として彼の国の政情不安の種となるのだが、それはさておき、それはつまり此の国ではカレーが大変に旨いということを意味するのではないか。
と、暢気な観光客は思惟した。
なので、機内食で早速カレーが出てきたときには大いに喜んだ。
そしてひとくち食べて大いに驚愕した。
兎に角、甘いのだ。
喩えて言うならばカレー味のスイーツを食べているような感覚であった。
(喩えてないなあんまり)
それでも頑張って食べたが敢えなく半分でリタイアした。
やはり砂糖プランテーション盛んなりしお国事情故、(昔の日本の「高級品扱い」とは反対に)かように料理にやたらめったら砂糖を入れるんだろうか?
だったらこの旅に於ける食事情は憂慮ものだな、と一気にテンションが下がったのだが、豈図らんや、その後は大変美味しいカレーに当たりまくってほっとしたものであった。
しかしそれではあの機内食は何事だったのだろう。
冷蔵設備もあるのに腐敗防止なんてこともなかろうに。

閑話休題。
しかもオチのない話で申し訳ない。
(と申し訳なさがる関西人)


中華でお馴染み空心菜炒め。
タイじゃ「パックブン・ファイデン」というらしい。
ニンニクとソイビーンペースト(タイの味噌。豆のつぶつぶが残っていて塩辛く旨味が強い)で炒められた麦酒が進みまくる一品。

いやー今回も食べまくり吞みまくりで大変楽しいタイフェスティバルだった。
(催し物ひとつも見てないけど)
あとは物販店でリゾート用の綿ドレスなどを格安で買い込み、物欲の方も十分に満たされた。
来年も行くぜタイフェスティバル。


トゥクトゥク。
一度乗ってみたい。
…てか、写真のおじさん「伴走」って書いたの着けてる!
ひょっとして乗れたの?
(今気づいた)


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