大阪の地ビールとして名高い箕面ビール。
先だって16周年の創業祭が行われると聞いてやってきた。
場所は箕面ビール工場前(の公園)。
最寄りの駅から徒歩15分となかなかハードルが高い。
駅から我が母校の後輩達と思しき若人の集団と一緒になったので、よしよしこやつらについていけば安心と後をつけていったところ、途中であっちだ、いやこっちだとわあわあ言い合いだした。
ちっ、使えねえなと舌打ちし(極悪)仕方なくiphoneのGPSを起動させルートを検索し、目的地へと向かった。
さすれば一転、若人達が後をつけてきたのだが、信号が変わったタイミングでまいてやったのであったふはははは
(極悪)
幾多の困難に打ち勝って得るものにこそ価値があるのだぞ若人たちよ。
#まだ酔ってませんよ念のため
到着した公園は、当にただの公園であった。
チケットは1枚(=1杯)500円だが、オリジナルグラス付き5枚綴り券は3000円である。
購入し、ふと昼間からビール5杯ってハードじゃね?と我に返るも後の祭り。
よいよい、粛々と吞もうではないか。
会場がご覧の通りであるからして、何か敷物持ってきたらよかったですねと同行のeagle氏(と書くと何やらかっこいいな)と話していたところ、敷物(大)が200円で売られていたのでやれ嬉しやと購入す。
しかし封を開ける段にて、その包み紙に「ダイソー」と記してあるのを見て悲憤慷慨す。
(大袈裟)
なんでえなんでえ中間マージン半額かよ。
しかし背に腹は代えられぬ。
搾取だ搾取だ(何がよ)とぼやきつつ敷物を広げまずはベースキャンプをセッティングする。
見よこの素晴らしきベースキャンプ
フードはビールとは別の場所で売られていたので、先ずは其方を攻める。
最初は名店の呼び声高い「みつか坊主」の味噌ラーメン。
評判がよいので一度は行ってみたく思っているのだがどうも私的に地の利が悪く(大阪空港近くらしい)まだ一度も行く機会に恵まれていない。
まあ正直、かような屋台で作るラーメンに実店舗と同じクオリティを求めるのは酷だよなと思っていたのだが、食べてみると豈図らんや相当のレヴェルの味噌ラーメンであった。
薬味としっかりマッチしたスープが旨い。
(麵はやはり茹で加減が少し残念だったが)
これはやはり、一度店に行かねばなるまいと思わされた。
さてラーメンをお腹におさめたところでビールの宴開始である。
先ずは定番、ピルスナーをば。
てか写真じゃただのビールにしか見えないぞジョン!
(注:この語尾の「ジョン」は通称「エアジョン」という、らしい。
架空のジョンに話しかけることによって自らの精神の安定を図るものである、らしい。
出典はTwitterのSHERLOCKクラスターの皆様の諸ご発言である。
何かと便利なので筆者も多用する故、弊ブログの読者様におかれましてはお見知りおき頂けると幸甚である。
てかSHERLOCKをご存じない方には何が何だかだと思います本当に申し訳ございません)
ま、ここはオリジナルグラスのかわゆさにご注目あられたい。
箕面だけにサル、なんである。
ビール名にも「おさるIPA」なんてのもあり、地元に対する愛情が感じられる。
(因みにIPAとはIndia Pale Aleの略である由)
一杯目を空けたところでもう一人の飲み仲間、すけさん登場。
これまた箕面の美味しいパン屋さん、Grab a bite(何度も書くが名前がいいやね)のパンをご持参くださった。
ここのいちじくのパンがまた絶品なのだ。
さて次なるビールはこれ。
ピーチサワーエールである。
だから画像では違いが分からないぞジョン!
(無視して下さいすみません)
ピーチの香りとビールの渋みがマッチングした少し不思議な味わいである。
さあどんどん吞みますよ。
どこに焦点を合わせているのか分からないぞジョン!
とまれこれは梅サワーエール。
梅の酸味が効いた、これまた摩訶不思議な飲み口のビールである。
余りにも代わり映えのしない絵なので持ち方を変えてみたぞジョン!
これは定番、ヴァイツェン。
優しい味わいで暫しほっとする。
そうこうしているうちにビールブースに新顔が登場した。
なんと、生山椒を漬け込んだWIPA(ダブルインドペールエール)である。
マジックで殴り書いた文字にも手作り感が溢れている。
これは頂かねばなるまい。
今度は「見ざる」のアングルで決めてみたぞジョン!
いやー、これは面白い。
ハーブ的というか、スパイス的というか、そういった系統の爽やかな刺激がペールエールの苦みとマッチしてなかなかの逸品であった。
ふるまい酒ならぬふるまいビール、インディアレッドペールエールである。
これを吞んだ瞬間、皆で顔を見合わせた。
「おいしい」
「おいしいですね」
「これは一体…」
「冷たいからでしょ」
「…成る程」
そう、今まで吞んできた箕面ビールはぬるいとまではいかずとも実に微妙な温度であったのだ。
これは何もこの祭りに限ったことではなく、生の箕面ビールを出すお店ではほぼこれ位の微妙な温度で供してくる。
確かにペールエールの適温はこれ位の「ぬるさ」なのだろうが、ほどほどに暑い室外でビールを嗜んでいた私達にはこのインディアレッドの冷たさが殆ど天の恵みに近いものに感じられた。
これだけ吞んだからにはつまみも色々と必要であったのだが、いかんせんフードブースの数が少なく難儀していると、すけさんが近所のLifeに遠征くださりチーズを色々と買ってきて下さった。
十勝カマンベールチーズ黒胡椒入り、スーパー売りの割にかなりいけますぜ。
これと一緒に前述Grab a biteのパンを頂くとなかなかの極楽であった。
以上、箕面ビール祭りレポ(嘘つけ)であった。
以下来年参戦の為に自分用メモを少し。
・敷物は持参すべし
・トイレが少ない。
女子トイレは仮設用のものが1つ。
ビールイヴェントに幾ら何でもこれは少なすぎる。
粛々と並んでいたのだが、次は私という段になって後ろの女子が突如タップダンスを踊り出し、泣きそうな顔で「あのう…」と懇願しだしたのでどうぞどうぞと譲って差し上げた。
なので主催者様におかれましては是非トイレの増設をご検討あられたい。
とはいってもこんなこと自分用メモしておいても仕方がないので、トイレは余裕を持って(ここ重要)近所のLifeやコンビニを利用すべし。
・つまみも持参すべし
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