2014年9月23日火曜日

2nd,Sep 2014 お洒落なマリルボーン・ハイ・ストリートを歩いたのち、やっとまともな夕飯にありつくこと


(前回までの記事)

30th,Aug(2014) 先ずは遙かなるロンドンに向けて出立すること

30th,Aug 2014 なんとかロンドンに到着するもちょいちょい小トラブルに遭遇すること

31th,Aug 2014 ヴィクトリア駅から一路コッツウォルズ地方に向かい、まずバーフォード村、次いでバイブリー村を訪れること

31th,Aug 2014 続いてボートン・オン・ザ・ウォーターにブロードウェイを散策すること

1st.Sep 2014 朝もはよからハイドパークをお散歩すること、そして「聖地」に赴くこと

1st,Sep 2014  聖地その2を訪れたのち、大英博物館にどっぷりと浸かるも途中で白旗を揚げること

1st,Sep 2014 聖地その3を訪れ、ショッピングを、と見て回るもほぼボウズであったこと、そして最後の最後でトラブルが発生すること

さて。
シャーロックホームズ博物館を堪能した後は、お洒落なお店が多いというマリルボーン・ハイ・ストリートへと向かった。

とは雖もさりとて心惹かれるものもなかったが、ここだけにはどうしても立ち寄りたかった。



そう、「DAUNT BOOKS」である。
「そう」と言われたって大多数の皆様におかれましてはなんのことだかさっぱりお分かりにならないだろうが、ここの本屋さんのオリジナルトートバッグが素敵で、兎に角欲しくてならなかったのである。

店員さんにバッグ見せてーというと、ほいほいと2種類出してきてくれた。
しっかりした作りのものと、エコバック的なもの。
しかしどちらも緑色なんである。
深い緑で色合いこそ素敵だが、私はまず緑のものを持ったり着たりしない。

「…あのさ、緑以外の色ある?黒とか」
(実は黒が欲しかった)
「あー、ごめんね、ないんだ…
…いやちょっと待って!あるよあるよ」

と店員さんが出してきてくれたのが、まあ私の好みぴったりのベージュグレーであった。
高鳴る胸を抑え、冷静さを装い(別に装わんでもいいのだが)「じゃ、これを」とお願いする。



欲しかったバッグを手に入れやっはーうっはーの私に比べ、疲れた母は不機嫌であった。
「もう帰る!ごはん買って帰る!」
「えー、また買い食い?今日くらいはあったかいもの食べたいよ。
 …そだ、ホテルにまあまあ評判いいタイ料理屋さんがあるからそこで食べよ」
「うんうん」
食べ物で機嫌が直るのは私とそっくりである。
あ、私が母にそっくりなのか。





確かに聞きしに勝るお洒落エリアでした。マリルボーン・ハイ・ストリート。
(でも疲れてるので写真を撮るのみ)

Oxford Streetに出て、昨日同様Bond Street駅にて地下鉄に乗車しLancaster gate駅まで向かう。
Lancaster gate駅では、外に出るリフト(エレベーター)が一時止まるというアクシデントがあった。
地下鉄に乗る前に、母が「トイレ行きたいけどホテルまで我慢するわ」と言っていたので、大入り満員のリフトがぴたっと止まったときには思わず母と目を合わさぬようにした。
その後程なくしてぷしゅーっとドアが開き、
「ごめんなんか動かないんだわ。悪いけど階段使って」
というアナウンスが流れたときには心底ほっとした。

「ああ焦ったわ」
「そうね」
「なんか、今回やたら旅行運が悪い気がするんだけど…」
「母よ、これが外国です」
(「日本よ、これが映画だ」のイントネーションで)

とまれ、そんな訳で何とか無事にホテルに帰りついた母娘であった。
さてお腹も減ったからホテルのタイレストランに向かおう。

「…ごめん、今改装中なんだ」

薄暗い入口の前にいたウェイターさんに死の宣告?を受ける。
やっぱり母が言うとおり運が悪いんだろうか私達。

しかし、この世の終わりみたいな顔をした母娘に気付いたのであろう。
彼は
「ホテル内でごはん食べたいの?
じゃ、こっちにもう一軒あるからね」
と階下に案内してくれた。

連れて行ってもらったそこはイタリアン的レストラン(一応「的」をつけておく)であった。
プリフィックスのEarly Birdメニューがあったのでそれを注文す。
2皿で£15.95と、ホテル内レストランにしてはなかなかに良心的価格だ。
合いの手はステラ・アルトワ(私は1パイント、母は半パイント)である。



説明不要のモッツァレラとトマトのサラダ、カプレーゼ。
モッツァレラはちゃんとブッファラだった。



白身魚のサラダ。
(魚殆ど見えないが)
さっぱりレモン味でお口爽やか。



えんどう豆のリゾット。
チーズがたっぷりでなかなかおいしかった。
しかし豆が多い。



ラム肉のグリル。
いったいこの国のラムは旨い。
この厚切りでこの価格のセットメニューで出してくるのはかなり良心的だと思う。

あら灯台下暗し、なかなか美味しいじゃないと母の機嫌も戻り、コーディネーター(誰)はほっと胸を撫で下ろしたのであった。

その後は部屋に戻り、勿論エールを呑みなおす。



明日もハードスケジュールなので早く寝よう。
(つづきます)

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