2013年4月4日木曜日

The Roads of my dear OKINAWA(Feb.25)

【2月25日(月)】

AM6:30 Zanpa Cape

遂に沖縄滞在最終日である。

朝は昨日のお残りのブエノチキンさんのチキンをもふもふと食べる。
二日連続では飽きるかと思ったが、どうしてどうしてなかなかに旨い。
このチキン、冷めても美味しいので最近流行の「おもたせ」とやらにもぴったりではなかろうか。
但し、大量のにんにくが付随しているので匂いには気をつけられたい。
(だから多分持って帰ることもできないだろう。きっと機内では551の豚まんより破壊力大だと思う)
我がホテルの部屋にもすごい匂いが漂ってましたしね。

しかしこのにんにく、余りに大量にあるので捨てる時非常に忍びなかった。
ああ、家だったらこれ再利用するのに。
これでガーリックライス作ったら美味しかろうに。
やはり一度、巨大ジップロック持参で連れて帰るか。

AM9:00 Hamakawa Fishing Port(Cyatan Town)

そんなこんなで腹ごしらえをしてホテルを出立し、一路北谷は浜川漁港に向かう。
今日は冬の沖縄のお楽しみ、ホエールウォッチングに行くのだ。
待ち時間の間、すぐそこの嘉手納基地からやってきたと思しき戦闘機が何機も何機も頭の上を旋回していった。



9時半に出航。
平日にもかかわらず船はほぼ満席状態である。


こんなかっこいいお船でしたよ

まずは1時間かけてポイントに行き、1時間かけてポイントを流し鯨を探し、1時間かけて戻ってきますとの説明を受ける。
この日も快晴で海上はさほど波もなく穏やかだったが、やはり外海に出ると若干揺れを感じた。

うとうとすること1時間近く、おねえさんの「着きましたよー」とのコールでむくっと起きる。
どやどやどやと船首に向かい陣取り探すこと数分。
おおいたいた、でっかい胸鰭が見えた。



この状態でかなり長い時間ひらひらと振ってくれた。サービス精神満点である。
鰭酒何人分かしら、と不埒なことを考えた私を許して欲しい。

この後は間欠的に見えたり見えなかったり。
どかーん!と全身を露わにしては貰えなかったが、背中や胸鰭、尾鰭などをちらちらと拝ませて頂いた。所謂チラリズムである。






結構写真も撮れたし(海上の悲しさでブレ写真も多かったが)かなり満足して帰港す。

さておなかが減ったので昼ごはんだ昼ごはん。
この近くに沖縄そばが美味しい店があるというので向かってみたが駐車場がなく、周りは滑り込む隙もないほど路駐の車で溢れていたので断念して周囲をワンダリングしていたところ、駐車場とそこに立てられた「カレー」の幟を発見した。


それを見ているとなんだかカレー脳になったので(実にカレーの魔力は恐ろしい)よしここに行こうと決めた。
車を停め、幟に従い歩いていくと、こじんまりとしたリゾートホテルに辿りついた。
ロビーは暗く狭く、誰もいない。
ほんまにここでええんかいな、と心配しつつエレベーターで上階に向かった。

扉が開いたそこには意外や意外、地元の人と思しき大勢のお客さんで埋まった半オープンテラスが広がっていた。
外に広がるは北谷の穏やかな海。



やった、行き当たりばったりに入った割に当たりやんここ、と会心の笑みを漏らしつつ席に座った。
メニューは三種類。
グリーンカレーとオリジナルカレー、そしてグリルコンボのセットである。
幟でカレー、それもベタなカレーを食べたいと洗脳されていたので迷わずオリジナルカレーを注文する。
トッピングも豊富で、種類によりそれぞれ100円、200円、300円、400円と値段が分かれている。
しかしその上部に「2月はオール100円!」と書かれていたので、恐らく今はトッピングが全て100円均一になっているのだろう。
しかしフライ系を乗せるほどのおなか具合ではなかったので、おとなしくデフォルトの100円トッピング(ルー大盛り、チーズ)を付け加えることにした。



やってきたカレーはトマトの旨味たっぷりでなかなか美味しかった。
辛さも選べたので迷わず一番辛いのをお願いしたのだが、余りスパイシーさは感じなかった
(私は巷の噂によると味覚障害らしいので参考にはならないかもしれない)

吹き抜ける風は気持ちいいし眺めは良いしカレーは旨いしで大満足で食べ終えた。
さてお会計、とレジで財布を出すとおねえさんが「300円です」と宣う。
「は?」
「300円です」
今一度上掲のカレーをご覧頂きたい。
何故これが300円で供されるのか。
「今キャンペーン中で、ランチメニューはどれも100円なんですよ」
え。トッピングがオール100円、ではなく土台のメニューが100円だったのか。
何とも恐るべき価格破壊ぶりである。
近所なら通い詰めているかもしれない。

お腹にもお財布にも満足を感じつつホテルを後にした。
さてこれからどうしよう。
しばらく考えた後、まだ帰りの飛行機には随分間があるし、お天気も申し分ないので島を横断してうるま市の海中道路までドライブすることにした。

海中道路は、うるま市の勝連半島から平安座島を結ぶ道路である。橋ではない。
浅瀬に通された道は文字通り海の中を走っているような気分にさせてくれる。






途中にある「あやはし館」で暫し一服。
写真を撮ったり、今帰仁のおっぱ乳業特製の「おっぱソフトクリーム」を食べたりしてのんびり過ごした。

浅瀬の海を堪能したのち、ゆるゆると空港方面に向けて車を走らせた。
うん、まだ少し時間に余裕があるな。
と思った瞬間脳裏に浮かんだのは初日に赴いた(そして悪天候で玉砕した)「琉球温泉 龍神の湯」である。
この天気だったらあそこの露天風呂からの眺めはさぞかし美しいに違いない。
ということで、まさかまさかの二回目訪問と相成った。

やはり風呂内では撮影できないので(当たり前です)写真がなくお伝えできないのがもどかしいのだが、期待に違わずこれが先だっての雨の日に行った場所と同じ所なのか、と驚嘆するほどに素晴らしい景色であった。
やはり晴れの日に一度行っておいてよかった。
今度からは帰阪前に一風呂、というのが習慣になるかもしれない。

さっぱりした後、レンタカーを返し空港へ。
古から伝わる神聖な儀式、ラストオリオン嚥下の儀を粛々と行う。


これにて今回の沖縄行は終了。
いつもながらに楽しい旅であった。

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