2013年7月23日火曜日

The Roads of my dear OKINAWA on summer,2013(July,11 OSAKA-NAHA)

2013年7月11日(木)


いつもの駅に愛用のリモワと共に佇めば、旅気分もぐっと盛り上がりテンションも最高潮。
となるのが通例なのだが、これほど重い気持ちでリモワを引き引き歩いたことはなかった。
いいんだいいんだ。
どうせ私を待っているのは碧い海に南の島じゃなくってソーリックなんだ。
ソーリックとは、今回の台風7号の名前である。
ミクロネシア語で「(伝説の)酋長」の意との由。
そんな酋長とのランデブーなんぞ願い下げである。

どよんとした気持ちで職場最寄り駅に着き、ロッカーにリモワを放り込みお仕事へと向かった。
雑用やらなんやらをちょちょいっと片付けた後、半ドンで退庁し一路関空へ。
…の前にちょいと景気づけに旨いお昼でも食べようと、蛍池のネパール料理屋「カトマンドゥ」に赴いた。



ランチコースはA,B,C、の三種類。
こういうときはよう分からんので中庸の精神でBコースを選ぶことが多い。
今回もセオリー通りにBの「タメルセット」を注文した。

ナンはハーフサイズかフルサイズを選べるのでハーフを選択。
カリーは大好きなマトンにした。


まったりそうに見えてやたらスパイシーだった突き出し的スープ。


ええと。
私、ハーフサイズ頼みましたよね?
と思わず確認したほどの冗談のようなナンが運ばれてきた。
端っこテーブルに落ちてるし。
そもそもカリー殆ど見えてないし。


下はこんなんなっていた。
マトンカリーに1ピースずつマライティカ(焼き鶏)、フィッシュティカ(焼き魚)が添えられている。
ここでは見えていないが、更にもう一種類野菜カリーとライスも!鎮座ましましていた。

お味の方は、うん、なかなかのものである。
特にマトンカリーの旨味はかなり好みだった。
しかしここのカリー、兎に角油が重いのだ。
食べ終わった頃には(ナンは半分残してしまったが)胃が鈍痛を訴え始めた。
旅行では只でも色々と胃を痛めつけられることが多いのに、これはまずい。
美味しかったけど旅立つ前のランチとしてはミスチョイスだったかなあ、と少し後悔す。

食後のラッシーを飲みつつぼーっとしていたら、携帯にメールが入った。
見れば明日(12日)の予約便、全便欠航のお知らせではないか。
普通なら落ち込むところであろうが、かような状況であったので(詳しくはリンク先の前回記事をお読み下さい)一人でちいさくガッツポーズをする。
さあこれでアクションを起こせるぞ。

因みに、私の当初の12日ー13日の予定は以下の通りであった。
・12日
那覇→石垣(飛行機)
石垣→与那国(飛行機)
与那国宿泊
・13日
与那国→石垣(飛行機、夕刻)
石垣宿泊

今回、12日の便が全てぶっ飛んだので、瞬時に以下のキャンセル、予約を行った。

・12日の与那国の宿のキャンセル
・12日の本島レンタカーの予約
・12日の那覇の宿の予約
(腹いせに?少々張り込んだ。宿に関してはまた後日)
・13日の与那国ー石垣便のキャンセル
(そもそも渡れぬのに帰れる訳もない)

ああ、しかし台風発生時に半ば諦めていたとはいえ、与那国には本当に行きたかったのだ。本当に。
与那国さえ制覇すれば沖縄の離島は(マニアックな小島を除き)ほぼ制覇したといっても過言では無い。
その昔、石垣などの八重山の島嶼から与那国に赴く際、海が非常に荒れやすく渡り難かったことから、この島は別名「渡難」、どなんと呼ばれた。
(この島特産の泡盛の名としても有名ですよね)
今回の一件で、私にとってもこの島は当に文字通りの「渡難」の島と相成った。
いつか絶対行ってやるからな。覚えてろよ。
ぎりぎり
(歯噛み)

そんなこんなで手配を済ませた後は、リムジンに乗り込み一路関空へ。
まずはJALのカウンターに乗り込み、13日の飛行機便のキャンセル待ち状況について話を聞く。

「…13日の那覇ー石垣便は現段階で全て満席ですねえ」
「(そりゃそうだ、三連休初日だぜと思いつつ)
臨時便などのキャンセル待ちはどのようにしたら宜しいですか?」
「そうですねえ、そもそも臨時便が飛ぶかどうかも決まっておりませんし…」

いやいや、そんなん一日全便欠航やったら飛ぶに決まってるやん、と問い詰めかけたが口を噤んだ。
ああ、悪かった。
気が急きすぎる私が悪かった。
そもそも、関空のJALの人に沖縄離島便の状況など分かる訳もない。
どうもこういうときにはいらちでせっかちな性格が禍いする。

えーいこうなりゃ那覇で聞くわい、と思いつつ関空LCCターミナルへ。
今回の那覇行きは今をときめく(なのかな)LCC、ピーチを利用した。
ピーチは去年の関空ー那覇線就航開始直後に利用したが、
・兎に角狭い
・那覇のLCCターミナルが倉庫
ということ以外はなかなか好印象であった。
(これだけ負の要素があれば避けたいと思われる方も多いとは思うが)

今回は第一の要件を緩和するため、500円だったか1000円だったかを奮発して、足下が広いシートというのを選んでみた。
さてはて、どれほどマシかしらん。

関空のLCCターミナルの出発ゲートは白で統一され、なかなかオサレな趣であった。


ちょっと殺風景ですけどね。

待合場所はこんなであった。


うん、普通の航空便の待合場所って感じ
(失礼千万)


一応、それっぽい庭も設えられてある。

田舎者みたくぱしゃぱしゃと写真を撮っていると搭乗時刻と相成った。


飛行機までの通路はやはりちょっぴり倉庫っぽかった。
しかもかなりの距離歩かされたし、おまけにその間クーラーも効いておらず非常に暑かった。
ここらへん、やはりLCCターミナルであるなの感あり。


超逆光だが本日の機材。


足下に余裕がある席、は一番前であった。
これならJAL、ANAのエコノミーよりも随分広い。
体格のよい方でも安心だ。

席について暫くすると、ここ数日の気疲れもあってかすぐに寝入ってしまった。
ふっと気づけば、飛行機は既に着陸態勢に入っていた。
台風の影響があるかと思ったがさほど気になる揺れも感じない。
着陸も実にスムーズなものであった。
さあお天気はどうであれ、いよいよ沖縄バカンス、スタートである。

つ づ く よ

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