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2013年8月12日月曜日

The Roads of my dear OKINAWA on summer, 2013(July,13 NAHA Airport )

さてさて。

遂に石垣に行ける(かもしれない)日である。
朝のニュースを見たところ、どうやらにっくき台風7号はやっとこさ八重山を抜けたらしい。
しかし映像を見る限り、石垣市街ではまだまだ吹き返しの風が猛烈に吹き荒れており、とてもじゃないが飛行機など着陸できる状況とは見えない。

この状態を眺めるに、第一便(JTA601便・7時45分発)は欠航するであろうという予測は容易に立ったが、さりとて絶対の確信が持てる訳でもない。
私は前々回(あたり)の記事で述べた通り、前日の朝一に空港に駆けつけ「特別空席待ち番号」1番をゲットしていた。
これはつまり読んで字の如く、キャンセルが出さえすればいの1番に登場できることを意味する。
だが、もし番号を呼ばれたときにその場にいなければ、当然のことながらあっという間に後回しにされてしまう。
つまりそのリスクを回避したくば第一便の30分前には空港に到着していなければならないのだが(呼び出しは30分前から始まる)、そうすれば大変に重大な問題が生じるのである。
その問題とはなにあろう、



ホテルの朝ごはんが食べられない




ことである。
私にとってはわざわざ大文字ボールド仕立てにするほどの大問題である。
なんとなれば、これまた前述の通り、今回ステイしているこの瀬長島ホテルは台風でふいになった与那国行きの腹いせとして私としてはちょいと張り込んだ部類のアコモである。
ちょいとよいホテルであれば、当然朝ごはんも期待を持ってしまうというのは人の情けであろう。
しかし当ホテルの朝食開始時間は7時。
幾ら空港に近いホテルとて、食べてタクシーに飛び乗っても7時15分には間に合いそうもない。

困ったなあと思いつつ、なんとなく「石垣」でtwitter検索をかけてみたところ、丁度そのころに空港におられたと思しき全く知らない方が、departure boardの写真入りで
「第一便は欠航です」
と呟いておられるのを発見した。
おお、神はここにおわしたか。
と、思わずiphoneを放り出して空港方面に五体倒地したい衝撃に駆られたことであった。

ここで、ちょいと今時の気の利いた小学生でも分かっているようなつまらない話をつらつらと書く。
twitterはご存じの通り、デマもゴミも多く流れるSNSだ。
しかし、ある程度のコツを掴めば(それをリテラシーと呼んでもよいが)素早く必要な情報を得られる有用なツールとなり得る可能性を秘めている。
なんてったって、私はおかげで朝食と朝風呂にありつくことができたのだ。
(大風呂敷広げた割にはしょーもないメリットやな、とか言わない。
メシにフロは重要だ。ああ重要だ)

なので空港に着いたのち、私も知りうる限りの飛行状況等をなるべく呟くようにした。
それは宛先のない手紙を瓶につめて送るようなもので、まあ十中八九、いや九割九分は誰にも届かず空しい言葉通りの「呟き」として消え去る運命のものだが、万が一今回の誰かさんが書いてくださった呟きのように、その情報を当に必要とする人に届いて役に立つこともあるかもしれない。
そういう数多の人達の誰に届くあてがあるわけでもないちょっとした情報提供、ちょっとした善意が積もり積もってよりtwitterの情報提供ツールとしての力を強固にするのではないか。

…とかいうのは後付けの偉そうな理屈で、ただ単に今回知らない誰かさんにちょっぴり助けられたのだから、今度は私は(潜在的な)他の誰かにお返しできたらな、位の軽い気持ちからであった。
ただ、twitterがそれ位の軽い気持ちで情報提供できるツールであるというのは、数の力で情報の信用性、多様性を担保するために非常に重要なポイントであると思う。
そのことが常にデマや憶測を呼ぶ危険を孕んでいたとしても。

とまれ。
上記の匿名の誰かさんのおかげで、以下のように海の見えるカウンター席で優雅な朝食にありつくことができた。



まあ、シェフが作るできたてオムレツやら(沖縄らしく)ゆし豆腐やチャンプルーやらが選び代にある、よくある沖縄リゾートホテルモーニングバイキングだったのだが、総じて味がなかなかよく、朝からかなり満足できた。
虚しく空港でコンビニのお結びをあんぎあんぎと齧るのとは雲泥の差である。


〆には沖縄そばも食べただよ

ご飯の後には一風呂浴び、さっぱりしてからいざ空港へ。
到着すると昨日とは打って変わり、ロビーは凄まじい人で溢れていた。
その殆どは欠航便に搭乗できなかったが故にこれから飛ぶであろうフライトのキャンセル待ちをしている人々だったのだが、そのフライトはいつ飛ぶのやら、飛んだとしてもいつ乗れるのやら分からぬので皆様一様にいらいらした表情を浮かべていた。
「…この番号なんか、いつになるかわからんよ。
だって3ケタだぜ、3ケタ」
とおっちゃんが忌々しげに呟くのを聞き、私は慌てて自分の1番のキャンセル待ち番号券を握りしめ、一人静かに微笑んだのであった。
(実に性格の悪い)

とはいえ、第二便もまた飛ぶのかどうか分からぬ状態であった。
搭乗予定時刻の20分ほど前に1時間遅れる旨のアナウンスがあり、その後更に30分遅れるアナウンスがあった。
こんなことならもう一風呂浴びれたかも、と思ったがまあそこまで期待するのは虫がよすぎる。


それでもJTA、日本トランスオーシャン航空は頑張っていた。
ANAやSKYが早々に午前の便の欠航を決めたのに、ひとりJTAだけは遅延しつつ午前第一便を飛ばそうと四苦八苦している。
ここに今は亡き南西航空の底意地を見るのは多分私の勝手な思い入れですねすみません。

なすこともなくぼんやり待っていると、遂に第二便の搭乗手続きを開始するとの宣告が下った。
天候が悪ければ引き返すかもよ、という「条件付き運行」ではあったが、それでも近くにいた若い女の子のグループからはきゃー、という喜びの悲鳴が上がった。
そして案の定、私の番号もすぐに呼ばれた。
だって1番ですし。
(しつこい)
3ケタの皆様の羨望の(多分気のせい)視線を感じつつ、颯爽とカウンターに向かう時の快感といったらありまへんでしたでぐへへへへ
(繰り返すが我ながら本当に性格が悪い)

そんな訳で、なんとか飛行機は石垣に向かって飛び立った。
台風の猛威をさんざテレビで見ていたので揺れはいかばかりかと恐れていたが、飛行中も着陸体勢時もさほど揺れることもなかった。
寧ろ気味の悪さを覚えるほどにスムーズ、且つ静かに我が飛行機は新石垣空港に降り立ったのであった。

つ づ く ね ん

2013年4月4日木曜日

The Roads of my dear OKINAWA(Feb.25)

【2月25日(月)】

AM6:30 Zanpa Cape

遂に沖縄滞在最終日である。

朝は昨日のお残りのブエノチキンさんのチキンをもふもふと食べる。
二日連続では飽きるかと思ったが、どうしてどうしてなかなかに旨い。
このチキン、冷めても美味しいので最近流行の「おもたせ」とやらにもぴったりではなかろうか。
但し、大量のにんにくが付随しているので匂いには気をつけられたい。
(だから多分持って帰ることもできないだろう。きっと機内では551の豚まんより破壊力大だと思う)
我がホテルの部屋にもすごい匂いが漂ってましたしね。

しかしこのにんにく、余りに大量にあるので捨てる時非常に忍びなかった。
ああ、家だったらこれ再利用するのに。
これでガーリックライス作ったら美味しかろうに。
やはり一度、巨大ジップロック持参で連れて帰るか。

AM9:00 Hamakawa Fishing Port(Cyatan Town)

そんなこんなで腹ごしらえをしてホテルを出立し、一路北谷は浜川漁港に向かう。
今日は冬の沖縄のお楽しみ、ホエールウォッチングに行くのだ。
待ち時間の間、すぐそこの嘉手納基地からやってきたと思しき戦闘機が何機も何機も頭の上を旋回していった。



9時半に出航。
平日にもかかわらず船はほぼ満席状態である。


こんなかっこいいお船でしたよ

まずは1時間かけてポイントに行き、1時間かけてポイントを流し鯨を探し、1時間かけて戻ってきますとの説明を受ける。
この日も快晴で海上はさほど波もなく穏やかだったが、やはり外海に出ると若干揺れを感じた。

うとうとすること1時間近く、おねえさんの「着きましたよー」とのコールでむくっと起きる。
どやどやどやと船首に向かい陣取り探すこと数分。
おおいたいた、でっかい胸鰭が見えた。



この状態でかなり長い時間ひらひらと振ってくれた。サービス精神満点である。
鰭酒何人分かしら、と不埒なことを考えた私を許して欲しい。

この後は間欠的に見えたり見えなかったり。
どかーん!と全身を露わにしては貰えなかったが、背中や胸鰭、尾鰭などをちらちらと拝ませて頂いた。所謂チラリズムである。






結構写真も撮れたし(海上の悲しさでブレ写真も多かったが)かなり満足して帰港す。

さておなかが減ったので昼ごはんだ昼ごはん。
この近くに沖縄そばが美味しい店があるというので向かってみたが駐車場がなく、周りは滑り込む隙もないほど路駐の車で溢れていたので断念して周囲をワンダリングしていたところ、駐車場とそこに立てられた「カレー」の幟を発見した。


それを見ているとなんだかカレー脳になったので(実にカレーの魔力は恐ろしい)よしここに行こうと決めた。
車を停め、幟に従い歩いていくと、こじんまりとしたリゾートホテルに辿りついた。
ロビーは暗く狭く、誰もいない。
ほんまにここでええんかいな、と心配しつつエレベーターで上階に向かった。

扉が開いたそこには意外や意外、地元の人と思しき大勢のお客さんで埋まった半オープンテラスが広がっていた。
外に広がるは北谷の穏やかな海。



やった、行き当たりばったりに入った割に当たりやんここ、と会心の笑みを漏らしつつ席に座った。
メニューは三種類。
グリーンカレーとオリジナルカレー、そしてグリルコンボのセットである。
幟でカレー、それもベタなカレーを食べたいと洗脳されていたので迷わずオリジナルカレーを注文する。
トッピングも豊富で、種類によりそれぞれ100円、200円、300円、400円と値段が分かれている。
しかしその上部に「2月はオール100円!」と書かれていたので、恐らく今はトッピングが全て100円均一になっているのだろう。
しかしフライ系を乗せるほどのおなか具合ではなかったので、おとなしくデフォルトの100円トッピング(ルー大盛り、チーズ)を付け加えることにした。



やってきたカレーはトマトの旨味たっぷりでなかなか美味しかった。
辛さも選べたので迷わず一番辛いのをお願いしたのだが、余りスパイシーさは感じなかった
(私は巷の噂によると味覚障害らしいので参考にはならないかもしれない)

吹き抜ける風は気持ちいいし眺めは良いしカレーは旨いしで大満足で食べ終えた。
さてお会計、とレジで財布を出すとおねえさんが「300円です」と宣う。
「は?」
「300円です」
今一度上掲のカレーをご覧頂きたい。
何故これが300円で供されるのか。
「今キャンペーン中で、ランチメニューはどれも100円なんですよ」
え。トッピングがオール100円、ではなく土台のメニューが100円だったのか。
何とも恐るべき価格破壊ぶりである。
近所なら通い詰めているかもしれない。

お腹にもお財布にも満足を感じつつホテルを後にした。
さてこれからどうしよう。
しばらく考えた後、まだ帰りの飛行機には随分間があるし、お天気も申し分ないので島を横断してうるま市の海中道路までドライブすることにした。

海中道路は、うるま市の勝連半島から平安座島を結ぶ道路である。橋ではない。
浅瀬に通された道は文字通り海の中を走っているような気分にさせてくれる。






途中にある「あやはし館」で暫し一服。
写真を撮ったり、今帰仁のおっぱ乳業特製の「おっぱソフトクリーム」を食べたりしてのんびり過ごした。

浅瀬の海を堪能したのち、ゆるゆると空港方面に向けて車を走らせた。
うん、まだ少し時間に余裕があるな。
と思った瞬間脳裏に浮かんだのは初日に赴いた(そして悪天候で玉砕した)「琉球温泉 龍神の湯」である。
この天気だったらあそこの露天風呂からの眺めはさぞかし美しいに違いない。
ということで、まさかまさかの二回目訪問と相成った。

やはり風呂内では撮影できないので(当たり前です)写真がなくお伝えできないのがもどかしいのだが、期待に違わずこれが先だっての雨の日に行った場所と同じ所なのか、と驚嘆するほどに素晴らしい景色であった。
やはり晴れの日に一度行っておいてよかった。
今度からは帰阪前に一風呂、というのが習慣になるかもしれない。

さっぱりした後、レンタカーを返し空港へ。
古から伝わる神聖な儀式、ラストオリオン嚥下の儀を粛々と行う。


これにて今回の沖縄行は終了。
いつもながらに楽しい旅であった。

2013年3月14日木曜日

The Roads of my dear OKINAWA(Feb.24 vol.2)

【2月24日(日)】つづき

AM10:00  Yomitan JA Farmer's Market (Yunta Market)

次にやってきたのはやちむん市。
やちむんとは即ち「やきもの」、陶器の類を指す。
ここ読谷ではやちむんの窯元が多く、毎年2月の最終土日にはここ読谷で盛大に市が開かれる。
例年は先程の残波岬の公園で開催されるのだが、今年は改修工事が入り使用できないとのことで(やはり台風の影響なのだろうか?)ここJA市場前での開催となったのだという。




私も女性の皆様のご多分に漏れずやきものには目がない方なのだが、ここのところアレ絡みで散財しがちなので今日は見るだけね、見るだけよと自分に言い聞かせていたのだが、はっと気づけばビニール袋二袋をぶら下げていた。やちむん市恐るべし。
だって、お気に入りの窯さん(ここです。実際に窯元に足を運んだこともあり)のお店が型落ちだからという理由で50%引きとかでセールしてるんですよ。
こりゃあ乗らぬ手はない。
(言い訳)
まあやちむん市に進んでほいほい行っている時点で何をや況やですが。

夢中になって回っているうちにお腹が空いてきたので(おかしいですねえ朝ご飯しっかり食べた筈なのに)ゆんた市場前で見かけた「担々そば」を食べることにした。



見た目、色は淡いがなかなかに旨い。
沖縄そばは坦々スープにも合うのであるな。
因みにここ、「金月そば」という名のそば屋が出店している屋台であるらしい。
読谷では有名だというので一度本店にも行ってみたいと思う。

食後、折角なので「ゆんた市場」も覗いてみることにした。


300円のお弁当シリーズ。

こちら400円。

うん。
やっぱり量と値段おかしい。
流石沖縄感。



こちらは色がおかしい。
こんな色白なお稲荷さんは初めて見た。沖縄だというのに(関係ない)
でも興味があったので、野球観戦時に食べようと芥子菜入りのものを一パック購入した。

そんなこんなでおなかもくちくなったし買い物も済ませたので、本日のメーンエベント、阪神対ヤクルトのオープン戦に赴くべく一路浦添市に車を走らせた。
…なのだが途中で渋滞に巻き込まれたり、同場所で行われていたイベントの所為でうんとこさ遠いところ(具体的にはなんと沖縄電力敷地内)に車を止めざるを得なくなったりで、あろうことかプレイボールに5分ほど遅れてしまった。
うう、慚愧に堪えない(言い過ぎ)

PM12:35 Urazoe Municipal Stadium

今回の舞台、浦添市民球場は先日の名護とは違い、電光掲示板完備で実に現代的な球場であった。



一回の表は阪神の独壇場。
4本のヒットで一挙7点を叩きだした。
昨日といい今日といいスパークする打線を目の当たりにし、往年のファンは喜ぶより前にこれはなんかあとに祟りがあるに違いねえ、はあおっかないおっかないと畏れ怪しむのであった。

しかし心配(?)は無用であった。
このあと我が先発岩本がとっつかまり、その後の秋山もプチ炎上。
(しかし秋山がこれでは今後中継ぎ不安やなあ…)
3番手の藤原は悪くなかったもののクローザーの鶴(なんで鶴やねん)も同点においつかれる失態を演じた。
結果、7点差をひっくり返され8−8の同点で幕を下ろすという体たらくであった。
悪くも悪くも阪神らしい試合であったといえよう。
(試合の詳細は此方でご覧頂けます)

試合結果はともかく、この日は兎に角天気がよかった。
でありながら長袖で汗ばむ程度で暑すぎることもないというデーゲームには最高の気候であった。
こんな時にはビールをぐーっと呷りつつ応援したいのだが、悲しいかな前述の通り車でやってきたので呑むわけにもいかない。


そこでかき氷ですよ。
2月に今シーズン初かき氷を食べたのは生まれて初めてかもしれない。
でもやっぱり金色の泡立つ液体をですね、頂きたかったわけですよはい。
やはり来年は下戸を一人連れt(以下略

PM5:30 Bueno Chicken

試合終了後はシャトルバスに乗り沖縄電力に連れて行って貰い、再び車にて出発した。
向かうは浦添の「ブエノチキン」。
この記事でここのチキンの丸焼きが美味しいと知り、一度食べてみたく思い前もって予約しておいたのである。
問題はまるまる1羽のチキンを私一人で食べられるかどうかだが、まあなんとかなるだろう。多分。

店の前に車を止めチキンを受け取るとずっしりと重い。
ここで再び大丈夫か?との思いが過ぎるが、お腹ぺこぺこだったのでええいこんなもんぺろんと平らげるわ!と不安をうっちゃり鶏さんを車に積み込んだ。
包みからはなんとも食欲を誘う香りが漂ってくる。
うう、早く食べたい。

しかし不幸なことに、このあと私は休日の帰宅ラッシュと思われる大渋滞に巻き込まれる羽目になったのであった。
車は遅々として進まないわ、お腹はぐーぐー鳴るわ、後部座席では鶏さんが芬々たるニンニクの素敵な香りをまき散らすわで、ああ食いたい食いたいくそーええいまだるっこいわ早よ動けくそー、と半ば半狂乱状態でがるがるとハンドルを握っていたのであった。

因みにルートはこんな感じ。


大きな地図で見る

そんなに遠くないんだけどなあ…

PM6:30 Zanpa Cape

予定より30分以上遅れて到着。
残念ながら、あてにしていた夕日には間に合わなかった。



部屋に戻り風呂に入りに行き身体を清めてスタンバイOK。
さあやっと待ちに待ったチキンオープンである。


ええと、写真じゃ少ないように見えるが、かなりの量あります。これ。
でも兎に角腹へりだったので暫くは物も言わず(一人だから当然ですが)がっついた。
うん。
旨い。
旨いわこれ。
ニンニクがたっぷり使われているけれどもしつこさはなく、それでいてジューシーで鶏の旨味がダイレクトに感じられる。
暫くは快調に飛ばしていたが、やはりアラフォー女に鶏一羽は多く(アラフォーでなくても多いわ)かなり残してしまった。
まあいい、ホテルの朝ご飯は諦めて明日食べることにしましょう。

PM9:00 Zanpa Cape

食べ終わった後は夜のお散歩である。
プールサイドにはこんな素敵なイルミネーションが飾られていた。


素敵だ!

この日は綺麗に晴れていたのでホテル近くのビーチに赴きスターウォッチングとでも洒落込もうと思っていたのだが、生憎満月で光が眩しく真冬の深夜の大阪程度の星しか見ることが出来なかった。それでもだいぶ見えたんですけどね。


ホテルに浮かび上がる「ZANPA」の文字と満月。

その後、折角沖縄最後の夜なのだから、と最上階のバーに赴いた。
阪神をモティーフにしたというカクテルを頼んだのだが、


うーん。
暗くて色合いが分からず、どこが阪神をイメージしてるのか皆目分からなんだごめんなさい。
処方はカルーアを効かせた甘めのホットカクテルで正直好みではなかったが、最後に近づくにつれ何やら濃く味わい深くなり、そう今季の阪神もこうあって欲しいものだと願いつつ啜ったことであった。
ロマンチックやーん
(突っ込み不要)

つ づ く の よ

2013年3月11日月曜日

The Roads of my dear OKINAWA(Feb.24 vol.1)

【2月24日(日)】

AM7:00 Zanpa Cape

昨晩結構深酒したにもかかわらず(一人でですけどね)、実に爽やかに目が覚めた。
今回は沖縄では久々の朝食付宿泊であったので、朝からがっつりと頂く。


綺麗な朝日。
日の出は7時過ぎと、この時期にしてもやはり本土に比べると遅めだ。

食べ終えてエレベーターに乗り込むと、先に乗っていた男の人が「何階ですか?」と聞いて下さった。
ああ○階ですありがとうございます、といいよく見るとなんとこの人タイガースのユニフォームを着てらしてるではないか。
(早よ気づけ)
しかし残念且つ申し訳ない事乍ら、ご尊顔には全く見覚えがない。
背番号が61、というのがちらっと見えたので部屋に戻り急いでiphoneで調べてみた。
この方だそうだが、お名前を拝見してもやはりどなたか分からなかった。ごめんなさい。
だがこれできちんとアイデンティファイできたので、一軍に上がられた暁にはうんと応援しようと思う。頑張ってください。

身支度をして出かけようとすると、ロビーでこのような光景に出くわした。


おっ、ということは今から選手がお出かけということだな。
私も居並ぶギャラリーに混じり、カメラを手に彼等のお成りを待った。


おお、いきなり福留選手のお出ましではないか。

そのあとも続々と選手が出てきた。



(あんまりスタメン固定メンバー以外の顔がアイデンティファイできてないので誰が誰だかよく分かりませんごめんなさい。ご存じの方是非ご教示下さい)

暫くすると和田監督登場。
流石に監督の顔は分かるぞ(どや顔)


ホテルの支配人氏(?)に挨拶。
なんというか、期待に違わず律儀だ。


ひととおりお見送りした後、私もホテルを出立した。

まず向かったのはここ、残波岬である。



紺碧の海が美しい。


この灯台、前までは普通に登ることができたのだが、去年の台風でかなり酷くやられてしまったようであちこちでその爪痕が散見された。
灯台へと続く遊歩道は破壊されているし、土台も毀たれ土嚢が幾重にも積まれている。
ここからの海の眺めは素晴らしかっただけに早い修繕が待たれる。

その後向かったのは、残波岬手前のこのビーチである。


ま、沖縄でよくあるなんてことないビーチだのだが、ここは密かな私のお気に入りスポットなのである。
私の数多い(ああ、本当に多い)趣味の一つにビーチコーミングがある。
コーミングといっても夜明けに深海魚を拾いに行くとかいうコアなものではなく(参照。閲覧注意)、せいぜいが貝殻やシーグラスを拾うくらいのものなのだが、これがまたやり始めると癖になるのだ。
因みにシーグラスとは長年波に洗われて磨りガラス様になったガラスのこと。
このビーチではシーグラスを多く見つけることができるので、近くに来たときにはできるだけ立ち寄りコーミングに勤しむことにしている。


収穫物。実際はこの数十倍は拾っている。

しかし、誰もいない静かなビーチで血眼になって浜辺を漁っているアラフォー女の図というのはなにかしらオカルトめいた眺めのような気もしなくはない。
ま、いいか。誰もいなかったんだし。
…多分。

長くなってきたから つ づ く

2013年3月6日水曜日

The Roads of my dear OKINAWA(Feb.23)

【2月23日(土)】

AM7:00 NAHA

夜しこたま飲んだ割には早めに起床。
昨晩買い忘れたので朝ご飯抜きにて早々に出立す。
レンタカーにて沖縄自動車道をひたすら飛ばし、一路北へと向かう。

AM9:30 KOHRI is.

道が空いていたこともあって予想到着時刻よりも早く古宇利島に到着。
因みにルートはこんな感じ。


大きな地図で見る

古宇利島は本部半島の北に位置する。
夏には絶品の雲丹が食べられるのだが、当然この季節では無理である。
なので写真を撮るだけで我慢した。



これが古宇利大橋。全長1960m。
隣の屋我地島とを結ぶ橋で、沖縄県内の離島架橋としては一番の長さを誇る。
海の色はいつもと変わらず美しかったが、この日は兎に角風がきつく、写真をひととおり撮りおわるとそそくさと退散した。

帰りがけ、海に足をつけてきゃっきゃうふふしているカップルが見えたのでああ若いわねー等と嘆息していると、彼等に写真を撮ってくれと頼まれたので快く撮って差し上げた。
橋をバックにラヴラヴなポーズをとる二人をカメラに収めたのち、寂しい一人旅のおばちゃんはやれやれ、あたしゃあったかい沖縄そばでも食べますかね、若い人達は元気に遊ぶがいいよ、ふん、と心の中で呟き(何故に拗ね風味?)、ビーチを後にしたのであった。

AM10:45 Yanbaru-soba

本部を縦断する県道84号線(伊豆味街道)は通称「そば街道」と呼ばれるほどに沖縄そばの店が多い。
その中でも最近お気に入りなのは「やんばるそば」。
メニューはソーキそばと三枚肉そば(それぞれ大と小)、そして白ご飯。以上。
大好きなじゅーしー(炊き込みご飯)がないのが玉に瑕だが、ソーキが兎に角旨いのでここのところ沖縄に渡る度に通い詰めている。


何ともいえぬ味わいのあるお店のエントランス

人気店なので並ぶだろうな、と開店15分前に赴くと案の定店の前には既に長蛇の列が出来ていたが、なんとか一巡目に潜り込むことができた。
いつもはソーキそばの小を頼むのだが、この日は朝食抜きでお腹が空いていたので初めて大を頼んでみた。




ちょっと後悔した。

写真ではわかりにくいかもしれないが、このソーキそば兎に角大盛りなんである。
ひたすらにかぶりついてもかぶりついても肉(種田山頭火風)で、途中でめげそうにもなったがなんとか完食した。
味は前述の通り申し分なく美味しいので飽きるということはないのだが、ただ単純にアラフォー女子(笑)には量が多すぎる。
今度からは空腹でも小にしよう、そうしよう。

PM11:30 Nago Municipal Stadium

と英語で書くとなにやらかっこいいが、名護市営球場のことです。はい。
勿論お目当ては我が阪神のオープン戦。
対するは大型新人、大谷君獲得で沸く日ハムさんである。

プレイボール1時間半前に来たにもかかわらず、球場は既にかなりの観客で埋まっていた。
この試合は日ハムさん主催だったので1塁側の応援席は大変華やかであった。
打って変わって3塁側は「なんかよくわかんないけどとりあえず野球見に来たさー」的地元の方が多く、ユニフォームを着たり応援グッズを持ったりしているファンは数えるほどしかいなかった。
(かく言う私も荷物になるので何も持って行ってなかったんですけどね)
頼みの綱の応援団も、ほんの少人数が外野にぽっちりといるだけ。
最近では阪神ファンも増え甲子園以外の球場であれホーム感満載で応援ができるので、これほどアウェー感を感じる観戦は初めてであった。


アウェーな雰囲気の中練習をなさる阪神の選手の皆様

ところでこの名護市営球場、今時スコアボードが取り替え式で、選手名も数字も全て手書きという素朴感溢れる球場であった。



で、上掲の写真ではわかりにくいかもしれないが、この球場、外野席(ちゅうか、スペース)のすぐ後ろは海という素晴らしいロケーションに恵まれている。
レフト方向の場外ホームランをかっとばせば即ち池ポチャならぬ海ポチャである。

さてそうこうしているうちにプレイボールと相成った。
初回から1点ずつを入れ合う展開になったのでおおこれはシーソーゲームか?と思いきや2回以降我が阪神の打線が爆発。
上本、大和が安打3、新井(良)、マートン、コンラッド、伊藤(隼)が2と打って打って打ちまくり、結果大量15得点をマークし快勝した。
…と言いたいところなのだが、うちの投手陣も結構打たれまくった。
先発の岩田は3回を投げて1失点止まりだったのだが、後に続く伊藤は2回失点1、白仁田(あー確かそんな人いたな)2回失点2、高宮(…誰?ああ、平野の人的補償で来た人か)1回2失点(あかんやん)、藤原1回無失点(偉い)という感じであった。
やっぱり今年も投手陣がネックになりそうな予感である。
(詳しい試合結果などは此方でご覧になれます)

そうそう、この人も見ることができましたよ。



わかりにくいけど大谷くんです。
実はピンチ(向こうにとっては勿論チャンス)の場面で出てきたのだが、綺麗にゲッツーにしてくれてミーハーなおばちゃんは嬉しいんだかがっかりしたんだかよく分かんなかったよ全くのところ。
しかし、向こうが大谷くん出してきたならば、うちもちょろっと藤波くん出してくれればよかったのにと思う。
ほら、そこはちょっとしたファンサービスで。
(でもそういうの、和田さん(うちの監督です)はしなさそうだ)

しかしながらうちの大型新人は結局最後まで登場することはなく(練習ではちょびっと見かけましたけどね)3時間24分の長い試合は阪神勝利にて終了したのであった。

PM5:30 Onna Roadside Station

試合後は国道58号線を南下し恩納方面へ。
ルートはこんな感じです。


大きな地図で見る

途中、よく立ち寄る「おんな道の駅」で夕飯を仕入れようという魂胆である。
夕方でも尚賑やかな道の駅で食べるものに飲むもの(勿論アルコホル)を買い込んだあとは一路ホテルへ。

PM6:30 Zanpa Cape

今回は阪神の選手と同じホテルに宿泊した。
ミーハーだなって?ええミーハーです。何を今更。



(写真は朝の風景です)

ここには大きな露天風呂に大風呂が完備されている。
いいなあ今頃きっと男湯には阪神選手がうじゃうじゃたむろしてるんだろなあ男の人羨ましいなあ、などとがるがる妄想?しつつ女湯で(当たり前です)汗を流した。

部屋に戻りさて夕ご飯。
…と思いきや、おかずはただ一つしか写真を撮っていないことに今気づいてショックを受けている。
これではブロガー失格である。
(この時点ではブログを再開しようなどとは毛筋ほども考えてはいなかったのだが)
まあいいや、その一つをご紹介しよう。


…とはいっても何が何だか分からないだろうが、これ、ムール貝なんである。
正確にはムール貝の雲丹クリームソース掛け。
一口目、二口目は確かに濃厚な味わいでおおっ!と思ったが、このソースは雲丹よりマヨネーズ成分がきつめなので次第に胃もたれがしてきてしまった。
まあ値段を考えれば上等だしなかなか美味しくはあったんですけどね。

他にも同じく雲丹クリームソース掛けのホタテやもずくの天麩羅などを頂いた。
少々ラインナップが油っぽかったのですぐお腹がいっぱいになってしまい(恐らく昼間のそばのパンチも効いていたのであろう)、後はお酒に移行しビールや泡盛をちくちく遣りつつテレビやネットを眺めていた。ああ幸せな一時。
(家での晩酌タイムと変わらんやろ、と言われそうだがそれはそれ、これはこれなのだ)

本日の日程はこれにて終了。
明日も野球観戦が待っている。

勿論 つ づ く よ

2013年3月4日月曜日

The Roads of my dear OKINAWA(Feb.22)

去る2月の22日から25日にかけて、我が第二の故郷、沖縄に行ってきた。
いや寧ろ帰ってきた。
そのときの模様などをゆるゆる書いていこうとぞ思う。

【2月22日(金)】

極寒の大阪を脱出し一路沖縄へ。
空港で前もってヒートテックとタイツを脱いでおいたにもかかわらず、到着した途端どっと汗ばむ。
それもこれも背中に貼り付けておいたカイロを取り忘れていたからだ。
すぐにでも外そうとしたのだがなんだかんだでタイミングを逃してしまい、レンタカー屋へ向かうマイクロバス内ではリアルかちかち山となり一人密かにあぢあぢあぢと悶える羽目になった。

手続きの間にこっそり、でも素早くカイロを外しほっと一息ついたのち車に乗っていざ出発。
何はともあれ先ずは一路昼飯へと向かう。
今回の沖縄初メシはエーダンことA&Wでしたためた。
(略称は「エンダー」ではなく「エーダン」なんですね。ご教示ありがとうございました>>某すけさん)
メニューはクリームソース入りのメルティリッチにチリチーズのかかったポテトフライ。
このジャンキー具合、堪らない。




合いの手の禍々しい素敵な黒い飲み物はA&W名物、おかわり自由のルートビアである。
その味わいは喩えて言うなれば、口に湿布をいっぱいに含み激甘コーラを飲んでいる感じ、といったところであろうか。
3年ほど前に一度飲んで松田優作@探偵物語ばりに盛大に噴きそうになって以来口にすることはなかったのだが、ひょっとしたら今なら飲めるようになっているのではないかという根拠のない自信が湧いてきたので、もう一度チャレンジしてみることにした。
結果、なんと!


またしても撃沈しました


いや、頑張って2/3は頂いたんですけどね。
今回の再チャレンジで、件の湿布臭よりも何より、そもそもそのどぎつい甘さが私にとってはネックであったということに気づかされた。
やっと半分飲み干したところでお店の方に「おかわりいかがっすかー」と笑顔で聞かれたが謹んでお断り申し上げた。
やっぱりあかんもんはあかんかったです。うん。

その後は温泉へ。
そう、温泉、なのである。沖縄で。
空港のすぐ傍に位置し、飛行機の離発着が見える島として有名な瀬長島に先月2月、温泉施設付のリゾートホテルがオープンした。
その名も「瀬長島ホテル」(そのまんまです)
湯の名は「琉球温泉 龍神の湯」という。

ここの特徴はなんといっても「立ち湯」があることだ。
立って首だけを出して景色を眺める仕組みなので、覗かれる心配もなく好きなだけ目の前に広がる海の眺めを堪能することができる。
そこからの風景はこんな感じである。


(写真は公式HPからお借りしました。流石に温泉にカメラ持って入ったら捕まりますので)
どうです、いいでしょう。

といいたいところなのだが生憎私が訪れた日は天気が悪く、立ち湯から臨めたのは一面の鈍色の海であった。
それはまたそれでよき眺めではあったんですけどね。
(とかいう諦めがついていなかった証拠に後日またやってくるのですが、その話はまた後ほど)

施設は勿論できたて故、ぴかぴかのつるつるで大変気持ちがよかった。
大人一名1300円はうちなー(沖縄)的感覚では少々割高かと思うが、まあこの充実した施設、そして内容であれば致し方ないかなと思う次第である。
要望があるとすれば、風呂上がりのお休み処をもう少し充実させて欲しいとは思う。
尤も、よしんばそこによく冷えたオリオンビールがあったところで運転者の悲しさで飲むことはできないんですけどね。
まこと、レンタカー移動での昼間の飲み物問題にはいつも頭を悩まされる。
一度、一人下戸を連れて複数人で沖縄旅行してみたいものだ、という夢想が頭を擡げるのはこんな時である。
(極悪)

温泉をでると、途端にバケツをひっくり返したような驟雨に見舞われた。
雨では何処に行っても仕方がないし、この日は温泉以外とりたてて計画もなかったので取り敢えず那覇に向かう。
定宿にチェックインし、大きな傘を借り毎度恒例国際通り近辺ワンダリングを開始するも特に買う物とてなく、結局お菓子御殿で職場や友達用の大量のお土産を購入、発送したのみであった。
(うちの職場にはお土産を配らねばならない同僚さんが30人もいるのである。
毎回一人一人に配ることができて、且つリーズナブルなお菓子30人分調達するのは大変なんですよ全く)

そして夕飯は有名店、山羊料理「さかえ」へ。
この日も大入り満員で、名物ママさん・なおみさんと余りお話できなかったのは残念だったが好物の山羊料理はしっかり堪能してきた。



(あーこりゃWB間違えたなあ。酷い色合いですがご容赦を)
これは山羊の「たまちゃん」の刺身である。
ん?
たまちゃんとは何ぞや、とな?
言わせんな恥ずかしい
(顔を隠しつつ)



山羊汁。
獣臭たっぷりで旨いったらない。
添えられている香草はふーちばー(蓬)で、しっかりした香りを添えてくれるが故にこれまた食欲が進む。

帰りには待たせたお詫びだといってレジ袋にアーサの袋詰めにさんぴん茶とトマトジュースを持たせてくれたなおみさん、大好きです。愛してます。
いつも行くたびに色んなサービスを頂き、結果なんだか親戚の家に来たみたいな気分になり、それが故についつい普通の飲食店とは違った気の使い方をしてしまう不思議なお店「さかえ」。
何やらネガティブな書き方になってしまったがどうしてどうして、実に素敵なお店だ。
また行きますよええ必ず。

二日目につづくよ