さてさて。
青山から次に向かったは吉祥寺である。
(地理的に順番無茶苦茶やんとか言わない。
私も一応昔住んでいたからに東京の地理感覚はなくもないのであるが、イヴェント開催時刻の関係上こんなコースを辿らざるを得なかったのである)
吉祥寺で狙うは「かえるだらけスタンプラリー」である。
対象店のうち3店でそれぞれ500円以上の品物を購入すればカエルな景品1つ、5店回れば2つ貰えるといった趣向である。
まず向かったのは横丁ギャラリー。
駅前のハーモニカ横丁の和菓子屋さんの2階にひっそり佇むギャラリーである、らしい。
生まれて初めて京王線に乗り、これまた生まれて初めて吉祥寺に下り立ち、さてハーモニカ横町とはどこかいなと探すと本当の本当に駅前にあったので、前もってそうだと知っていたにも拘わらず何やら驚く。
だって、東京の駅前にこないなディープな場所があるとは思いもよりませんでしたからに。
大阪の人には天満界隈チック、といえば分かって貰えるかもしれない。
中には面白そうで美味しそうな飲食店が居並んでいたが、如何せんエッグベネディクトと自然薯麦めしでお腹がぱんぱんなので食べ歩きをするのは泣く泣く諦めた。
目指すギャラリーの看板を見つけ、狭く急な階段をえっちらおっちら登るとそこは猫の額ほどの小さな小さなスペースであった。
そこに所狭しと居並ぶは勿論かえるグッズ。
お馴染みのかえる工房さんやら有名無名の個人さんやらの作品がずらずらっと並ぶ。
ここでは
・コバルトヤドクガエルフィギュア
・かえると散歩
・かえる手ぬぐい
を購入した。
「かえると散歩」とは、鎌倉の情報誌とかえるの漫画が一緒くたになった、鎌倉好きとかえる好き(私のことです)には夢のようなフリーペーパーである。
鎌倉情報もショートエッセイも勿論宜しいが、兎に角イラストのかえるが可愛い。
このフリーペーパー2年分が2冊の小冊子になったものが売られていたので迷わず購入した。
さて買うものは決まったが、肝心のスタンプラリーの台紙が見当たらない。
これはお店のお姉さんに聞かねば。ねば。
ええっと、とりあえずお会計を済ませてからにしよう。
「すみません、これください」
「ありがとうございます。
…あのですね、実はいまスタンp」
「台紙ください」
我ながら少々がっつきすぎたかもしれないごめんなさい。
目も血走っていたかもしれないごめんなさい。
だってこのためにわざわざ大阪から来たんだから
(白髪三千丈)
次に向かったは「六方」なるお店。
かえる専門店ではなく、和、及び和テイスト(この二つは峻別されねばなるまい)の小物が揃うこれまた小さな店構えの店舗である。
しかしかえるグッズはそこそこ、いやかなり豊富だ。
大好きな手ぬぐいを見ていると、オーナーさんと思しき方が幾つか広げて見せてくださった。
ここでは藍の鳥獣戯画と「かえる」にひっかけた文字遊び手ぬぐいを二枚購入。
ついでに小さなメッセージカードも買った。
お会計の合間に実は私大阪から来てー、などという話をしているとなんとオーナーさんも大阪ご出身であることが判明し暫し盛り上がる。
「ここのお店、関西から来る人多いんよね」
「へー」
「言葉は似てるけど、大阪の人か京都の人かは一発で分かるやんね」
「あーそれは私にもわかります」
「京都の人が来たらなんや怖いんよ。いけずされそうで」
「あーわかりますわかります」
(京都の皆様すみません)
だけど、得てして大阪人って京都人の悪口、好きだよな。
いやもっと好きなのは東京の悪口か。
つまり我らは悪口の好きな県民じゃなかった府民であるようだ。
とか、そんな風に県民だの府民だので人の性質を決めつけるのは如何にも大阪府民らしい嫌らしさであると謂わざるを得ない。
(以下、無限ループ)
さて最後の目的地はここ、「Cave」だ。
言わずと知れた(少なくとも私の中では)かえる好きの聖地である。
こじんまりとしたお店だが、中はかえるグッズがこれでもかと並ぶ。
最近人気の「かえるのピクルス」(勿論私も大ファンだ)のグッズが多めではあるが、そこはやはり聖地であるからして、この私が見たことも無いようなマニアックなかえるものが数多く鎮座ましましており、鼻血を出さん勢いでひたすら店内を徘徊した。
ふと見るとお客の大多数は「わあ、かわいい♡」とピクルスグッズを手に取っている。
ふっ、ピクルスで満足するとはまだまだ素人よのう。
孤独なカエラーは鼻血を抑えつつ密やかに微笑むのであった。
ここでは、
・鳥獣戯画の肩掛けバッグ
(幾つか持っているのであるが(持っているのかよ)、グレーベースのシックな色合いに惹かれ購入)
・絵はがき2枚
・フィルムのふせん
・タオルハンカチ(かえる型)
・かえるの王子様のフィギュア
を購入した。
ここでめでたくスタンプ3つ目をクリア。
大好きな「かえるにんじゃ」さんのミニ便せんをゲットし、にやりとほくそ笑む。
以上でかえるラリーは終了。
かえる塗れの幸せなひとときであった。
いやー、ほんま水かき生える勢いやったで
(鼻息荒く)
とかいいつつ色々息切れしてきたけど つ づ く よ
(多分)
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