(簡単なあらすじ)
「ヤンキー商人」(そのココロは悪質な商売人)と称されるフェレンギ人の宇宙船が連邦の植民星からエネルギー変換器を盗んで逃走した。
後を追うエンタープライズ号だったが、とある惑星の近くで両船とも停止してしまう。
原因はこの惑星から放出される謎のエネルギーであるらしい。
ピカード船長はフェレンギ船長に対し両船から調査隊を派遣し、共に原因を解明しようと提案するのだが…
(感想のようなもの)
フェレンギ人が兎に角小憎たらしく兎に角小悪党で、そのステロタイプさに微笑を禁じ得ない。
「醜い」と評されるその容貌だが、鼻の皺やら突き出た小さい牙は当に小憎たらしさを具現化したような表情を作り出しており、寧ろコミカルで愛嬌があると感じられた。
しかし話のほうも勧善懲悪的ステロタイプだったのはやや物足りない。
事件の鍵を握る今は亡き帝国の門番のお気に入りが孫子(!)の戦法で、その戦法を多少なりとも知るライカー副長と途端に仲良くなり結果四方八方まるく収まる、という話の運びはえらい唐突、且つ強引なだなと思った。
余談だが、この回ではエンタープライズの子供が置き忘れた「指ハブ」にデータが指をつっこみ取れなくなって四苦八苦する場面がある。
作中では「おもちゃ」としか紹介されていなかったが、あれ、どう見ても指ハブだった。
因みに指ハブをご存じない方は此方をご覧頂きたい。
指を突っ込めば抜けなくなるという、沖縄の伝統的おもちゃである。
但しデータが弄くっていたのは両端に指を突っ込むタイプのものだった。
問題解決後、エンタープライズクルーはフェレンギ宇宙船にこの指ハブを転送するという小粋な?いたずらを仕掛ける。
その後どうなったかは分からなかったが、あの終始不機嫌そうなフェレンギ人達が指を食われてうぎゃーとかあぎゃーとか慌てふためいている様は是非に見たかったのでちょいと残念であった。
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