2014年9月26日金曜日

3rd,Sep 2014 公園やらコヴェントガーデンやらを見て回ったのち、ムール貝天国を心ゆくまで愉しんだこと

(前回までの記事)

30th,Aug(2014) 先ずは遙かなるロンドンに向けて出立すること

30th,Aug 2014 なんとかロンドンに到着するもちょいちょい小トラブルに遭遇すること

31th,Aug 2014 ヴィクトリア駅から一路コッツウォルズ地方に向かい、まずバーフォード村、次いでバイブリー村を訪れること

31th,Aug 2014 続いてボートン・オン・ザ・ウォーターにブロードウェイを散策すること

1st.Sep 2014 朝もはよからハイドパークをお散歩すること、そして「聖地」に赴くこと

1st,Sep 2014  聖地その2を訪れたのち、大英博物館にどっぷりと浸かるも途中で白旗を揚げること

1st,Sep 2014 聖地その3を訪れ、ショッピングを、と見て回るもほぼボウズであったこと、そして最後の最後でトラブルが発生すること



さてさて。
そんな訳で、テムズクリッパーはあっという間にEmbankmentに到着した。

上陸するとすぐそこにVictoria Embankment Parkがあるので、暫し休憩することにする。
この公園にはお花が綺麗に咲き乱れていた。


イギリスの人にしてみればちょっとエキゾチックな雰囲気なのかしらん。



白いお花が可憐だ。
名前は勿論知らない。
来世には花の名をすらすら言える女子になりたいと思う。



何やら古めかしい門はヨーク・ウォーターゲート(York Watergate)。
ヨーク・ハウスの正門(1626年築)を移築したそうだ。

ここにてひとしきり休憩したのち、ゆるゆると移動する。


公園を出るといきなり騎馬の警察官氏に遭遇す。
カメラ目線を頂いていると思うは希望的観測だろうか。



この細い路地を抜けるとStrand Streetに出る。
お洒落な雰囲気の店構えが多く目に付く。




お花が綺麗なここはサリエリというレストランであるらしい。
調べてみると、やはりイタリアンレストランだった。

相変わらず大したものがないお土産物屋さん群を覗きつつ、さらに北上す。



ご存じコヴェント・ガーデン。
映画「マイ・フェア・レディ」でイライザが花売りをしていた市場である。
今ではブティックだのチョコレート屋さんだの(但しゴディバ等のベルギー系)、香水屋さんだのが軒を並べる。



中央部分は屋台が数多く出展しており大盛況だったが、ここにもまた大したものはなかった
(ごめん)


広場では大道芸人(子供含む3人)が見物人達の拍手喝采を浴びていた。

さてここからどこにいこう。
そろそろお腹もすいてきたし、早めの晩御飯もいいかもしれない。

「…ール貝」

どこからかかぼそい、しかし恨み深い声がする。

「な、何」
「さっきのお昼食べたテムズ川沿いのとこさ、ムール貝のお店が多いのよね」
「へえそうなんだ。知らなかった」
「ムール貝食べたかったよう」
「なんだよ、その時言いなよ」
「ムール貝ぃぃぃ」
「あー分かった分かった。ちょっと待って」

iphoneでぽちぽち検索すると(やってること日本と変わらない)あったあった、すぐそこに御誂え向きの店があった。
ベルギービールとムール貝の店、Belgo Centraal(スペル間違いじゃないよベルギー語だよ)だ。
よしここに行こう。

地図を頼りに店の前に着いたが、しーんとしておりネオンもついていない。
おかしいな、通し営業の筈なのにと中を覗くと、暗い中にぽつんとお兄さんが立っていた。
大丈夫か?ここ。

「あのー、開いてます?」
「もっちろん開いてるよ!!1人!?」
「いやいや2人なんだけど…」
「んじゃおいでよおいでよ!」

あれよあれよと母娘は地下に引き摺られていった。

「おなか空いてる??」
「うん、まあ…」
「そう!ムール貝たっぷり食べてってね!!」

やたらテンションの高い兄さんに案内されたそこは、地下であるにもかかわらず、店構えとは打って変わって明るく陽気な空間だった。

まずはメニューを眺め、ムール貝バケツ一杯(1kg)15.95£というリーズナブルさに驚く。
味付けは四種類ほどあるが、白ワインと香味野菜で蒸すクラシックなタイプを選んだ。

「付け合せ、フライドポテトとサラダどっちか選べるよ」

ほう、このお値段でサイドまで選べるのか。




勿論お供はベルギービールだ。


ビールの選び代も多い。

上機嫌でビールを遣っていると、お待ちかねのムール貝バケツがやってきた。


ばーん

(興奮して?真上から撮ったのでバケツ感に欠けるな、と画像を見ながら反省中)

此方のムール貝は、日本の栄養失調気味のそれとは違いぷりんとしておつゆたっぷりである。
そんなムールちゃんが食べても食べてもなくならない幸せ。
この旅でイギリスの物価の高さには再三泣かされたが、このムールばかりは本当に安かった。
小さいサイズを注文し一人でもふもふ貝を食らうお姉さんもいらしたので、これは来年の一人旅の時にでも再訪できそうだ、と頭の中にメモしておいた。

余すところなく完食し、店番のお兄ちゃんに美味しかったよーんと笑顔で告げ外へ。
昨日と同じく地下鉄Bond Street駅まで歩き、そこからLancaster Gate駅に戻ったのであった。


下車専用のCovent Garden Station。


本日のホテルエールはNorfolkのビター。
野太く旨かった。

次の日につづきます

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