北新地でその名を馳せる「ビストロシャンパーニュ」。
私も一度土曜ランチに行ったが、確かにリーズナブルで美味く、ビストロの割にパスタがかなりいい線いっているという印象を持った。
その姉妹店が福島に出来た、と聞いたのは確か今年の初めだった。
名は「Cafe de Champagne(カフェドゥシャンパーニュ)」
「カフェ」というネーミングから、北新地店をカジュアルダウンした感じのお店なのだろうと思っていた。
先日、某個人さんグルメブログを読んでいたところ、このお店で「シャンパンガーデン」なるイヴェント?を行っているという情報を得た。
平日女性3500円、週末4000円でシャンパン他アルコール飲み放題、お料理食べ放題という何とも太っ腹な企画である。
(男性はそれぞれ1000円増し)
しかもお料理はビュッフェスタイルではなく、注文毎にできたてが運ばれてくる所謂オーダービュッフェなのだという。
これは一度行ってみねばということで、先日予約のうえ訪問した。
確かにカジュアルな雰囲気のお店だ。
二軒目でシャンパンを飲みたい、という時にいいかもしれない。
(二軒目の時点でそんなこじゃれた気分になることは滅多にないのだが)
席に着くとすぐ、3種のシャンパンをサジェストされる。
白2種、ロゼ1種だ。
あとは赤白ワイン、ビール等のアルコールドリンクとソフトドリンクが飲み放題とのこと。
まずは一番軽い白のシャンパンを頂く。
余り意味の無いシャンパンの写真
うん、さっぱりとして美味しい。
お料理はまず前菜盛り合わせとニース風サラダ、そしてパンが供される。
その後メニューから好きなものをオーダーするスタイルだ。
前菜盛り合わせ。
骨付きソーセージとキッシュがちゃんと暖かくされて供されていたので驚き喜ぶ。
味はどれもこれも及第点。
特にパテが獣くさく(褒め言葉です)こりゃシャンパンじゃなく重めの赤が欲しいなと思ったことであった。
サラダ
至極まっとうな味付けだと思う。
ルッコラ多めなのが嬉しい。
有名店「ラミ」の食パンが供されるのは姉妹店のビストロと同じ。
このパン、美味しいのだが正直お料理にはあんまり合わんなあと思う。
それは私が一般に柔らかい食パンというものを好まぬということもあるのだけど。
では注文行きましょう。
ワタリガニとボッタルガのパスタ。
所謂オイル系だが旨味がしっかりと引き出されていてなかなかのものである。
やはりここも姉妹店と同じくパスタが得意のようだ。
オマール海老のロースト。
メニューにはなく本日入荷の品ということでオーダー時に口頭でリコメンドされたもの。
うん、小ぶりとは雖も普通にオマールだ。
結婚式の定番、伊勢海老のテルミドール「的」ごってりソースがどちゃっとかかっているタイプではないのが逆に好印象だった。
牛フィレ肉のロッシーニ風。
つまりあれです、肉とフォアグラ合わせてフランベしてデミグラスソースかけるという王道中の王道の肉料理です。
これまた飛び上るほど美味、ではないけど普通に美味しい。
ここまで一通り食べたが、まだ足らないのでオーダーを追加す。
ホタテ貝のオーブン香草焼き。
見ての通り普通に美味い。
チーズ二種。
ちょっと寂しいかな。
以上、飲んで食べて4000円である。
飲み物は、トータルでシャンパングラス7杯、ワイン2杯頂いた。
勿論一人で、である。
どう考えても1000円アップの男性の平均より飲んでいると思う。
(お店の人ごめんなさいごめんなさい)
でもちっとも嫌な顔をせずお代わり注いでくれて、あまつさえグラスが空ならば如何ですか?と聞いて下さるお店の皆様はほんに親切であった。
この「シャンパンガーデン」、9月末まで行われているそうである。
シャンパン好きの方はお急ぎあれ。
但し予約は必須です。
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