30th,Aug(2014) 先ずは遙かなるロンドンに向けて出立すること
さて、日本を出てから13時間弱。
オランダはスキポールを経て、やっとこさヒースローに到着した。
EU圏外の旅行者の入国審査ブースは兎に角混み合っており、平気で
乗り継ぎ便のメリットだろうか。
さあいよいよ世界一おっかないと噂のイギリス入国審査である。
母には事前に想定問答集を渡し練習させておいたが、
「ああ、ご家族ね。一緒にどうぞ。
…ひゃー、これあなたのお母さん?」
「そうですが…」
「いやー、お若いねー。あははは」
「…ありがとうございます」
「入国目的は?」
「観光です」
「おっけー。じゃ通って」
(スタンプばん)
…
お、おう。
気合を入れて臨んでいたのに拍子抜けも甚だしい。
「あの人、
(言ってません)
等と浮かれる母親を引き摺り、そそくさとターンテーブルに向かう。
此方もビジネスのファストパスでさっくりと済み、
今回到着したターミナル4にはヒースローエクスプレスは直接乗り入れておらず、一旦普通電車でターミナル1,2,3駅に向かう必要がある。
連絡はタイミングにもよるようだがさほど悪くない。
そしてヒースローエクスプレスに乗り換え。
パディントンまでは15分。あっという間だ。
座席についている手すりが、リーゼントキメたツッパリ(死語)がこっちを覗いているみたいなデザインで可愛かった。
ここで初トラブル発生す。
関空で借りたwi-fiが全く作動しないのだ。
説明書を見ると、多分国の設定がおかしくなってるので直してね☆とのこと。
そんなアホなと呆然としたが、兎に角ネットが使えぬと話にならないので短い15分の間にiphoneで必死になっていろいろ打ち込み、到着間際にやっと使えるようになった。
(どうやらフランス設定になっていたらしい。ちゃんとしてくださいグロー○ルwi-fiさん)
超弩級の方向音痴ゆえ、GPSがなければとてもじゃないが駅からホテルまで行き着ける気がしなかったので、ほっと一息つく。
そうこうしているうちにパディントンに到着す。
(酷い写真なのは、スーツケースがらごろひっぱりながら慌ててとったからです)
まずは駅構内のWHSmithというコンビニで水を買う。
(喉を潤すためとチップ用にお金を崩すため)
さあ、いよいよホテルに向けて歩きだそう。
パディントン駅から公道へ向かう道にはゆるやかな勾配があり、
(その分帰りはラクだったのだが)
公道に辿り着いた途端、目の前を二階建てバスが走り去っていき、おお、
ろんどんだー!ろんどんだぞー!!
(時差ボケのハイテンション)
さてここからはiphoneのGPS様の出番である。
Googlemapを確かめつつ、方向を定めつつホテルへ向かう。
「ちょっと、あんた、こんなとこで歩きスマホやめなさい」
「歩きスマホとちゃうの!(いやまあ歩きスマホなんだけど)
地図見てんの!」
歩き出して暫し、我々は突然(いや、必然というべきだが)「
ご存じの人はご存じだろうが、イギリスの横断歩道(
これは非常に合理的なシステムだな、と思う。
日本だと両車線ともに車が来ていないときにしか渡れませんものね
なので赤信号でも、車が来ないとなると人はばんばん歩く。
大阪人の私には非常に馴染み深い(
「ほら、あんた、赤信号やん!」
「でも車来てへんやん」
「車来てへんくても赤信号やないの!」
「みんな渡ってはるよ」
「…そうねえ…
(ここで「みんなが渡れば怖くない」イズム発動)
…んじゃ渡ろうか」
「って今は危ないー!やめてー!!」
このやりとりを、その後何度繰り返しただろうか。
石橋を叩きすぎて結局危なくなるアレである。
とまれ。
今回宿泊したのは「ランカスター・ロンドン」
地下鉄のランカスター・ゲート駅のすぐそばで、
ただし、その6-7分は健脚な方が歩けばの話で、
母親をなだめすかし(時には脅し)
チェックインを済ませ、いざ部屋に入ると、
母娘でダブルベッドはご免被るので、
でもそこは日本人なので、
さすれば「いえいえこちらこそスミマセンデシター」
(この程度でホスピタリティとはめでたい限りだが)
めでたくツインの部屋に替えてもらい、
またもやフロントにコールし、金庫壊れてるよー、
さすれば5分もせぬうちに(これは外国ではかなり優秀だと思う)
(チップ用にお金を崩しておいて本当によかった)
トラブルが続いたが対応が早いし気持ち良いのでよかったわあ、
「どしたの?」
「あの人、あんな簡単に直しはった…」
「よかったやん」
「簡単に直したってことは、
んー、まあそれはその通りなんだけど、
とまれ、なんとか片付いたので、
とはいってもこのホテルの周辺にはめぼしい店もないので、
ここにM&S(マークス&スペンサー)
機内食(とラウンジごはん)で結構おなかいっぱいだったので、
Tuna layered salad とあるが、そもツナしか見えぬしツナからなかなか下の層に辿り着けなかった
勿論、命のビールも忘れない。
M&Sにはオリジナルっぽいラベルのエール(IPAが多かった)
王冠もユニオンジャックだ
今日はこれらをホテルでもふもふ食べて終了。
長い長い一日だった。
明日からはいよいよ観光の日々が始まる。
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