朝五時前に家を立ち、一路関空へと向かう。
リムジンバスは渋滞が怖いから(
次回からは南海電車を使うことを固く心に誓う。
今回、利用した航空会社はKLMである。
巨大空港、スキポール(アムステルダム)でヒースローへと乗り継ぎする。
昔オランダに行った際、BAで丁度逆のルートを辿っ
あれから20年、BAが関空便を撤退させて久しく、今は日本の航空会社ですら関空からロンドン便を飛ばしていない。
イギリスフリークとしては、一日でも早い関空ーロンドン直行便の復活を望むものである。
(JALが来年復活させるという噂もあるが…)
KLMカウンターでチェックインすると、母娘連れだからであろう、ビジネスへのアップグレートをサジェストされた。
「…どうする?」
「行っちゃおか」
「お父さんには内緒やで」
「はいはい」
Wi-Fiを借り、ポンドに換金し(高いったら高い!)、
とりあえず和食食べとこうか、とそじ坊で朝食そばセットを注文する。
まあ、可もなく不可もなく。
いかにも機械で握りました的暖かみのないお結びが印象的であった。
しかし、
ラウンジに入ると当然ながら可愛らしいオードブルの数々が並んでいる。
さっき朝ご飯食べたし入らないよう、といいつつちゃっかりお寿司を頂き、
お里が知れるとはこのことだ。
ワールドワイド(笑)な場で裏巻きをよく見かけるのは、スシがこれほど普及した現在でもブラックペーパーを忌避するガイジンさんが多い証左なのだろう。
そして朝っぱらからワイン(ブルゴーニュ)クズを楽しむの図
全然関係ないけどクリパがかっこかわいかったので記念撮影
そうこうしているうちに搭乗時刻と相成った。
席に着くと即座にウェルカムシャンペンが運ばれてくる。
優雅に啜っていると、飛行機はいつの間にか離陸していた。
リクライニングが多すぎて頭混乱する庶民
でもとりあえずビールを頼む庶民
さてお次は機内食である。
まずテーブル?クロスが麗々しく広げられる。
前菜(というか先付け)。なかなかに本格的。
メニューによると、
・前菜盛り合わせ
・鯖棒寿司
・スモークサーモンとレンコン
・揚げ茄子
・しめじ
・杏
・そら豆
・(小鉢として)蕎麦サラダ
・難波地鶏の唐揚げ
・菜の花と明太子
だそうな。(メニューより)
宝箱の中には調味料が入っている。
塩胡椒入れが可愛いかった。
(しかし、取っておこうと鞄のなかに入れておいたら、まんまと蓋が開いて鞄がじゃりじゃりスパイシーになるという悲劇に見舞われたのであった。)
主菜は蟹コロッケとアスパラガスのフライ、そして高菜ご飯。
甘い物嫌いはデザートにフルーツを選択した。
でもチョコは別なんである。
食事の後はエンターテイメントをのんびり楽しむ。
何回目かのホビットを観たり(あなた家にディスクありますよね?)スパイダーマンを観たり、観劇予定のリチャード3世の台本を読んだりしたがそれでも時間は余る。
ゲームの中に英語力アップ的なアプリを見つけたので、よしイギリスに渡る前にいっちょ勉強しとくかと起動させてみた。
うん、ごめん。
いかな英語難民でも、流石にこのレヴェルではない。
そして朝ご飯。
・蟹サラダをほうれん草にのせて、ワサビマヨネーズ
・リコッタチーズのラヴィオリ、トマトクリームソース、野菜、パルメザンチーズ
・フルーツサラダ
とのこと。
勿論まだお腹は空いていないがわしわし食す。
ついてきた巨大なミントタブレットはなんとヴィルヘルミナ女王印であった。流石オランダ。
ぽりぽりおいしく、なんだか懐かしのカルミンを思い出した。
お土産で貰える陶器のおうち。
中にはジンが入っているらしい。
(魔物ではなく、スピリッツのほう)
このプレゼントは「デルフトブルーハウス」といい、なんでもKLMでは昔からビジネスクラスの乗客に配っているらしい。
コレクターもいるそうな。
そんなこんなで10時間強の空の旅はつつがなく終わり、ほぼ定刻にスキポール空港に到着した。
スキポール空港は、でかい。
でかいが非常に分かりやすい。
全てが単一ターミナル、単一フロア(一部例外もあるらしいが)で完結するので、表示に従ってひたすら歩けば必ず辿り着く、という寸法である。
ゲートに向かう道中にある土産物屋やカフェも眺めて楽しい。
オランダと言えばチーズ
オランダと言えばミッフィーちゃん
オランダと言えばチューリップ(でかい)
オランダと言えばチューリップその2(球根)
オランダと言えばデルフト焼き(でかい)
中で人がお茶を飲んでいた。
オランダと言えば木靴
そろそろ飽きてきたのでゲートに向かおう。
ゲートで再びセキュリティチェックを受け(このときにペットボトル類は取り上げられてしまう)、ヒースロー行きの飛行機に搭乗した。
かなりの小型機。
機内ではスナック(オランダらしくゴーダチーズチップだった)と飲み物が配られた。
コップの柄が可愛いからと激写しまくるところに旅の妙なハイテンションが感じられる。
因みに、上から自転車・チューリップ・木靴のマークである。
そうこうしているうちに、眼下には憧れの地が広がりつつあった。
さあ遂にイギリス上陸である。
(つづく)
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