30th,Aug(2014) 先ずは遙かなるロンドンに向けて出立すること
30th,Aug 2014 なんとかロンドンに到着するもちょいちょい小トラブルに遭遇すること
31th,Aug 2014 ヴィクトリア駅から一路コッツウォルズ地方に向かい、まずバーフォード村、次いでバイブリー村を訪れること
さてコッツウォルズバスツアー、続きである。
次に向かったのはボートン・オン・ザ・ウォーター。
コッツウォルズといえば、先に行ったバイブリーより、中心を穏やかな川が流れるこの村の風景のイメージが浮かぶ。
ここでは昼ご飯休憩も兼ねてゆっくりめに滞在した。
お腹も空いたことだし、まずは取り敢えずランチにしよう。
というわけで向かったのはThe Kingsbridge inn である。
今回の旅行で初めてのパブ飯だ。
母は兎に角フィッシュアンドチップスが食べたい!と言うが、メニューを眺めてもまずフィッシュの文字がない。
まあなにか適当に注文するか、とカウンターに行くと、
「フィッシュアンドチップス頼むだろ?」
とおじちゃんに先手を打たれた。
どれだけ頼んでるんだ日本人。
私の注文はホブゴブリンというエールで煮込んだステーキ(牛肉の切り身ね)のパイ。
滋味があってなかなかに美味しかった。
やはりこれを頂く時には、同じホブゴブリンを吞まねばなるまい。
(分かり難いけど、バックにホブゴブリンの宣伝ポスターが貼ってあります)
母注文のフィッシュアンドチップス。
「…なにこれ。草履?」
と母も驚く大きさであった。
イギリス的には至ってスタンダードサイズだとは思うが。
此方もなかなか美味しかったが、惜しむらくはついてきたモルトヴィネガーが小袋入りであったことだ。
勿論数袋はあったのだが、しかしやはりここは大瓶でフィッシュもチップスも溺れるほどにどちゃーっとかけたいものである。
さて食べ終わり観光へ。
浅い緩やかな小川(先程のバーフォード村を流れていたのと同じウインドラッシュ川)の周りの芝生でくつろぐ人々、そしてその周りの家並み。
なんとも長閑な眺めだ。
(日曜だけあってやたらと人が多かったが)
老夫婦が語らう川辺。
VINE HOUSEという名のおうち。
確かに家の前に大きな葡萄の木が植わっていた。
文字通り雁首並べていた置物
メインストリートにはお土産物屋さんが軒を並べていた。
雰囲気はまことによいのだが、いかんせん品揃えセンスが悪すぎる。
お土産大好きな母としても、この事態は拍子抜けだったらしい。
「全然話にならんわ。これじゃ寂れた温泉地並みやで」
「ほう」
「しゃあない、私がプロデュースしてあげようかしらん」
コッツウォルズの皆さん、浪速のおばちゃんを一人顧問に如何でしょうか。
最後に訪れたのはブロードウェイなる村である。
勿論、ミュージカルのメッカのあそこではない。
かつては駅馬車の宿場町として栄えたとのことだが、今ではすっかり静かな村となっている。
ここの建材の石(所謂「蜂蜜色」と言われるライムストーン)は今まで見てきた村の物よりほんのちょっと色が濃い。
それが落ち着いた雰囲気を醸し出しているようであった。
狐が奮闘していた。がんばれ。
以上で観光は終了。
バスで再びロンドンへと向かう。
途中、SAでトイレ休憩があったのだが、日本と同じく、いやそれ以上にモダンで綺麗なガラス張りの休憩所があった。
余談だが、此方のトイレは概して小奇麗だと思う。
(勿論私の見た範囲ではあるが)
ウォシュレットこそないけれど、どこも綺麗に掃除してあるし、手洗い用の水は大抵自動式だし、液体石鹸はあるし(これは日本より置いてある確率は高いと思う)エアタオル、またはそれに準じた手拭用の施設は整っているし…
トイレ先進国(たぶん)から来た私も不満を覚えることはなかった。
とまれ。
大渋滞のロンドン市内をかいくぐり、解散場所のピカデリー・サーカスにバスが到着したのは午後6時半頃であった。
(途中、ホテルのすぐ横を通過したので降ろしてもらいたかったが、それはダメらしい。まあそうだろうな)
では何か夕飯を、と思ったが昼の巨大ランチがまだ胃に応えていたし、母も疲れたからもうなにか買いだして部屋で食べたいと仰るので、昨日と同じく買い食いすることにした。
しかし日曜ということで、当てにしていたピカデリー・サーカスのTescoは既に閉まっていた。
でもまあパディントン駅のお店は空いているでしょう、ということでピカデリー線でパディントンまで戻ることにした。
母は疲れたからタクシー乗りたいよう、と頑張ったが、この道路事情ではいつ着くかわかったものではない。
(また実際、来るタクシー来るタクシー、皆先客がいた)
今朝オイスターカードも買ったことだし早速使ってみようよ!
といって母を鼓舞し、初めて地下鉄に足を踏み入れた。
ピカデリー線のWest Bound(西行き)で一路パディントンへ。
この路線は途中、憧れのBaker Street駅を通る。
電車内から有名なホームズの横顔のタイルを見たときにはおおっ!と昂奮したが、いかんせん着席している身では写真を撮ることはできず悔しい思いをした。
(このタイル、「ピカデリー線の」Baker Street駅にしかないのである)
程なくしてパディントン駅に到着。
昨日と同じくM&Sに入り、色々と買い物してホテルに戻った。
今回は、初めてイギリスのスシセットなるものにチャレンジしてみた。
味はもっとゲテかと思ったけど、なかなか頑張ってると思った。
特筆すべきは赤い握り。
まさかマグロじゃあるまい、とは思っていたが、パプリカだとは思いもよらなかった。
そこまでして意固地になって赤い食材を握ることもないのに。
本日の飲み物はSouthwoldなるエール(左・私)とサイダー(右・母)。
「あら、このお酒飲みやすいわね。美味しいじゃない」
「うん。日本のサイダーと違ってちゃんとしたお酒なんよ」
「へー。これ、鹿が入ってるの?」
「入ってませんただのマークですこれ」
そんなこんなで(どんなだ)今日の予定はめでたく終了。
明日からはいよいよロンドン市内観光を本格的に始める。
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